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2021年01月

2021.01.24

人事評価制度を見直すと管理職が育つ

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あしたの給与コンサルタントの埴岡です。

私はよく耳にします。
「いやぁ~、管理職が育たなくてねぇ。」と。

ではどのように管理職を育てているのでしょうか?
管理職成長のために何か取り組んでいるのでしょうか?

中小企業の場合、部長や課長のほとんどは仕事が出来る人です。
その仕事のスペシャリストのような人です。
仕事が良く出来る人を部門のトップにすれば経営者は安心ですね。
商品やサービスの事、お客様や取引先の事などなど。
知り尽くしているでしょうから。

と、言う事は・・・。
ある意味、経営者としては任せきりになっているのではないでしょうか?

私はここに落とし穴があると思っています。

出来る人材は仕事をする術や、売上を上げる術を知っています。
だから仕事が出来るし売り上げも上げてくれます。

しかししかし、
人を育てる術を知っている人はほとんどいません。
自分がプレーヤーとして動く事は出来ても
部下を動かし成長させ、そして売上へ結びつける。
それはまた別問題なのです。

自分がプレーヤーとして出来ることを
そのまま部下に求めても出来るわけがありません。
でも「こんなことも出来ないのか?!」と
叫んでいる管理職の方々が多いですよね。

「名選手名コーチにならず」
なんて、昔から言いますよね。
出来るプレーヤーは
出来ないプレーヤーの事が解からないものなのです。

なので、そもそも出来るプレーヤーを
管理職に抜擢していることが問題なのです。
その結果として、
部下も本人も育たず
部長が全権を握り属人化してしまうんですね。

でも、
「じゃぁ、誰を管理職にすればいいんだ!」
「中小企業は万年人材不足に悩んでいるんだ!」
と聞こえて来そうですね。
お気持ちはよく分かります。
私も経営者の端くれですから。

だから、そこには仕組み(システム)が必要なんです。
その仕組み(システム)こそが次世代の人事評価制度です。

高度成長期から受け継いできた人事評価(考課)はもう古いんです。
年功給制度も終焉を迎えました。
20代で入社してから定年まで勤めようと考えている若者は
さて何人いるのでしょうか?

それならパーソナリティに合わせた行動目標を設定し
それに対し出来たか出来なかったかで評価する。
そこに管理職である部長や課長の経験値を具体的に織り交ぜ
部下の成長をフォローして行く。
この仕組みが機能しだすと
管理職も必然的に自分だけの仕事ではなく
部下の成長へ関わって行く事になります。

部下が自分の一言やアドバイスで成長して行くと
管理職自身も成長して行きます。

次世代の人事評価システムは
部下も管理職も成長して行きますし
そうであらなければいけないと感じています。
だって中小企業は減る方向なのですから。

経営者の皆さん
今一度管理職の仕事を見直して下さい。
管理職の仕事は自ら売上を上げたり
属人化して部署を牛耳ってい行くものではありません。
部下を育てるポジションなのです。

雇わない経営
同じ雇うなら出来る人材が良いですね。

https://telenet.jpn.com/evaluation/
テレネット株式会社 神戸 姫路

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2021.01.23

副業を禁止するな!失敗しない副業解禁方法とは・・・。






ハニー社長ことIT顧問であしたの給与コンサルタントの埴岡です。

副業を禁止している会社って多いですよね。

「副業を行っていないが、副業を行いたい」
そんな会社員111名を対象に
あしたのチームのが行った調査では、

副業を行いたいが行っていない理由として
「副業する時間がないから」(45.0%)
に次いで、
「会社の制度として認められていないから」(34.2%)
という制度上の理由があったと発表しています。

知ってますか?
本来企業は合理的な理由がない限り、
副業を禁止することはできないんですよ。

この調査でも副業禁止が出来ないことを
「知らなかった」とする回答が全体の75.7%を占めたそうです。

さてそれでは、
どうすれば失敗せずに副業を解禁出来るのでしょうか?

答えは、
モチベーションや帰属意識が上がる「人事評価制度の構築」と
合わせて行う事です。

中小企業経営者としては
自社の事業にだけ全身全霊を掛けて仕事をして欲しい
と思っています。
そのために雇用契約を行い賃金を払っている
とも感じています。

裏を返せば
副業によるしわ寄せで
自社の仕事に障害が出るようなことは止めて欲しい
と言うことです。

しかしここが問題なのです。
楽しくない(モチベーションが上がらない)本業より
自分の趣味的な副業の方が楽しければ
人間集中できるのはどちらでしょうか?
言わずもがなですよね。

そうすると副業の方へ割く時間が多くなり
経営者が危惧するように
本業への注力が少なくなってしまうのも必然です。

これは「副業に比べ本業が楽しくない」に繋がりますね。

では、楽しくするにはどうすればいいのでしょうか?
ここでモチベーションが上がる人事評価制度が必要になります。

社員も本当は本業で稼ぎたいと思っています。
趣味が高じて副業を本業にして
心から真剣に稼ぎたいと思ったなら脱サラして起業するでしょう。
今は簡単に出来る時代ですから。

そうではなくて
本業でやりたいことが出来る「達成感」や
チャレンジと成長が出来る「充実感」
そして頑張った分だけ認められる「承認欲求」が満たされれば
モチベーションや帰属意識が高まり生産性向上へ繋がります。

給与が上がればそれに越したことはありませんが
給与だけではないところで楽しさが出て来ると
人は気持ちよく仕事をします。

もうこうなってくると
副業はストレス解消の場となります。
会社から見ると
従業員が日々働きやすい環境を作るという目的の
福利厚生のようなものです。

中小企業経営者の皆さん
福利厚生だと思い副業を解禁しましょう。
そして副業が本業になってしまう事がないように
本業での楽しさを充実させましょう。

失敗しない副業解禁方法とは、
人事評価制度の見直しと再構築にあります。

雇わない経営
同じ雇うなら楽しく頑張ってくれる人が良いですね。

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2021.01.09

テレワーク ITツール以外に必要なものは?

ハニー社長ことIT顧問であしたの給与コンサルタントの埴岡です。

答えは、就業規則の変更と人事評価の見直しです。

テレワークに必要なITツール

当然、カメラ付きパソコンやスマホ、タブレット等は言うまでもありませんね。

他にはZoomなどが代表されるTV会議システムの運用、グリーンバックの布やカーテン、マイク付きイヤホンなど。
そうそう、以外に必要なものとして高感度マイクですね。
テレワーク中に相手の音声が聞こえづらいのは困りものですからね。

また情報共有のための社内チャットや、データー共有のためのクラウドファイルサーバーなど。会社としてのクラウド投資も必要になります。

そしてタイムカードの代わりのクラウド勤怠管理システム。
その他労務管理のデジタル化なども求められますね。

なぜ、ITツール以外に就業規則の変更と人事評価の見直しが必要?

では、ITツール以外に就業規則の変更と人事評価の見直しがなぜ必要なのでしょうか?
当然、就業規則には就業場所が定められているので社員の自宅やレンタルオフィスなど定め直す必要がありますね。近くの喫茶店などはどう規定するのでしょうね。その辺りは社労士さんにご相談ください。

そして人事評価の見直しです。
テレワークで仕事をするとなると時間の管理方法が変わりますよね。
基本的に顔が見えないところでの仕事になりますから、今までのようにその場で逐次アドバイスや、小さな確認も出来なくなります。
このように仕事の仕方が変わると、当然評価の仕方も変わる必要があります。具体的には小さな目標設定とそれに対する出来たか出来なかったのかの評価の繰り返しです。そしてそれらをどのように給与査定に結びつけていくのかが、また次の課題となります。

このようにきめ細かく評価できる体制が出来ていないと、慣れないテレワークで頑張っているのに、「認められない」「認めてくれない」「適正な評価を受けていない」それなら「頑張っても頑張らなくても同じなのだから、それなりでいいや!」とエンゲージメントが次第に無くなってきます。

こんなことで会社の絆が崩れるようなことになれば、本当に大変もったいないことですよね。

テレワークは人事の管理やケアーも同時に必要です。

雇わない経営
せっかく貢献度の高い社員なのに、テレワークで失うことが無いように気をつけましょう。
参考になれば嬉しいです。

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2021.01.09

魅力を感じる会社とは?

ハニー社長ことIT顧問であしたの給与コンサルタントの埴岡です。

答えは・・・、任せて適正な評価が出来る会社です。

任せられない経営者が多い

言うのは簡単なのですが、
世の中の経営者、特に中小企業の経営者には、
仕事を任せられないと感じる人が多いでようですね。
そんなことを言っている私も振り返ってみるとそうでした。

信用していないわけではない

従業員を信用していない訳では無いのです。
見ているポイントが違うのです。
視点が違うのです。
究極的な行動では「自分がやる方が早い」となり、
任せきる前に経営者自らが仕事をやってしまいます。

従業員の気持ち

こうなってしまうと従業員の気持ちとしてはどうでしょうか?
「簡単な仕事ばかりで重要な仕事をさせてもらえない。」
「いつも同じことばかりやっている」
「信用されていないと感じる」
「楽しくない」
「やりたいことが出来なくて、苦しい」
「シラケて来た」
「頑張っても頑張らなくても同じ」
これでは仕事が面白くなく、とても魅力ある会社には映りません。

心配で任せきれない

しかし経営者の気持ちも解からなくもないのです。
「こちらが思っているところまで、やってくれるのか?」
「意図を感じてくれているのか?」
などなど。

任せきれない経営者の気持ちってこんな感じでしょう。

個々に合った人事評価制度

では、解決策の一つとして考え直して欲しいのが、
人事評価制度です。
それも従業員一人ひとりに合った評価制度です。

ある基準を設けそれに合っているかで評価するのではなく、
「この3ヶ月、この半年、あなたはこれを目標に頑張ってね!」
と言える見える化評価制度です。

よくある制度として1年の目標設定があります。
これは長すぎますね。
1年前に立てた目標って覚えてますか?
1年前に立てた目標が未だに目標となっているとすれば
全く成長出来ていなくて会社への貢献も少ないでしょう。

そうではなくて、
短期間の目標を設定し達成するにはどうすれば良いのかを
上司がアドバイスしながら引っ張り上げるのです。
そうすると次第に仕事の意味も理解できて自信がついて来ます。

表現が悪くなりますが、
犬や猫を呼び寄せたい時に、餌を一粒ずづ呼び寄せたい方へ
並べて行くような感じです。(;^_^A

目標達成すると面白くなる

もうこうなってきたら仕事が面白くなります。
「上司が会社が私を見てくれている。」
「仕事を任せてくれる」
「責任を大きく感じる」
「自分の成長が楽しい」

この状態が作れると会社に魅力を感じるようになります。

魅力がある会社になるためには、
従業員一人ひとりに合った見える化人事評価制度と
上司のアドバイスです。
これが実現できると部長課長クラスの上司も育って来ます。

雇わない経営

さぁ、「雇わない経営」同じ雇うなら頑張れる仕組みの上で
頑張る人を雇いましょう。

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2021.01.06

なぜ!出来る人材から辞めて行くのか?それは・・・!対処方法は?

こんにちは。
ハニー社長ことIT顧問であしたの給与コンサルタントの埴岡です。

答えは、ズバリ!会社に魅力が無いからです。

仕事に興味が無くなったのか?

入社当時活き活きと働いてくれていた彼が・・・。
笑顔いっぱい接客してくれていた彼女が・・・。
ある日突然辞めて行く。

これって経営者としては凄く辛く悲しい出来事ですね。
私も何度も経験しました。

もうその時は
「うそっ!」
「止めて!」
「考え直して!」って感じですよね。
でも、もう遅いのです。
口に出した時には既に彼らの心は離れてしまっています。

理由を聞いても
「アパレル業界の仕事が好きだったので」
「もともとデザイナーになりたかったから」
「友人がどうしても助けて欲しいと言うので」
などなど。

これらのほとんどは辞める理由にするために作られた話で、
決して本当の理由ではないんですよね。
経営者としてはわかっているんだけど頷くしかありません。

「もうこの仕事に興味が無くなったのかなぁ」
「この仕事が疲れる(しんどい)のかなぁ」
「給料が安かったかなぁ」
と、配置換えやベースアップを打診しても、時すでに遅しです。
従業員は首を横に振るばかりです。

これは仕事に魅力がなくなったのではなく、
会社に魅力がなくなったのです。

現にその後、同業他社で働いていることもよくあります。
給料もポジションも仕事内容もほとんど同じなのに。

なぜ会社に魅力が無くなったのか?

大抵このように辞めて行く従業員は出来る人材です。
数字も上がらないけど不平や不満を言わず、
会社にしがみついている従業員にはこのような出来事は起こりません。

要するに出来る人材は頑張るんです。
他の人を引っ張るようなリーダー資質も有ったりします。
数字も上げてくれます。

しかし会社からの評価は「3」又は良くて「4」です。
5段階評価の「5」が付く事は先ずありません。

また経営者が思っているより社員同士給料を見せ合っているでしょう。
そうすると自分の評価にガッカリするんですよね。
あまり頑張らずに適当にしている同僚とほとんど変わらない評価で!

でも1度や2度は「まだ力不足なのか」と頑張ってくれるのですが、
さすがに3度目ともなると・・・ね!
そりゃあ、やってられなくなりますよ。

経営者は従業員の気持ちが解からない

この気持ち意外と経営者は解かってないんですよね。
経営者はほとんどの場合スーパーマンなのです。
自分で一通り何でも出来ます。
意欲も人一倍あります。
そんな経営者から見れば、少しくらい頑張っても評価しないんですよね。
それどころか出来る人材なので更に負荷をかけて見たりします。

立場を変えてみると分かりますが、
心が折れそうな従業員にしてみれば、
もうこれは悪意としか受け止められなくなるでしょう。

こんな頑張りがいのない会社、「辞めてやる!」。
と、こんな気持ちですよね。

こんな会社に魅力があるわけないですよね。

改善策は?

では、改善策としてどう対処すればいいのでしょうか?
対策は小手先も含め色々考えられますが、
私の経験からのお薦めは根底にある人事評価制度の見直しです。

高度成長期から引きずっているような古い評価制度ではなく、
一人ひとりのスキルや行動力に合ったジョブ型雇用的な評価制度です。

もう、あのトヨタも年功給を廃止したのですから。

考えてみて下さい。
今や生まれて来る赤ちゃんはスマホがある時代なんです。
今入社する人材はポケットベルを知らないんです。
パソコンのキーボードも打つ必要がない時代に育っているのです。
指先でポチッポチッとするだけです。
根性論とか、背中で教えるとか、もう化石なのです。
一般的に使われる人事評価も化石化しています。

人事評価制度の見直しで魅力ある会社へ

研修への参加や手当の増設など小手先の対処方法ではなく、
雇用契約のベースとなる人事評価を見直しましょう。

従業員から見て
「頑張りがいのある会社」
「頑張ったら頑張るだけ評価される会社」と映る。
そんな魅力的な会社へ変わりましょう。
そうでないと、いつまで経っても出来る人材の流出は止まりません。

雇わない経営
同じ雇うなら出来る人材だけ雇いたいですね。

テレネット株式会社
人事評価制度 構築運用を支援します。

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